感動した話し。(高校野球ファン限定)
夏の甲子園、本命中の本命。
多分、対抗出来る高校はいないだろうな、ってくらい強い優勝候補の大本命、大阪桐蔭。
春の甲子園を敵なしの圧勝で優勝し

強豪ひしめく夏の大阪大会で毎試合大量得点で勝ち、失点は大阪大会でなんと1点しか取られてないんです。
大阪大会で失点1とか無いです。あり得ない数字で、信じられない強さなんです。

対するは、まぁまぁ知ってるけど、言ってはアレだけどパッとしない下関国際。
下関国際?知ってます?
そこそこ実績もあってアレだけど、大阪桐蔭からするとベスト4になる対戦相手としては、1番、安全パイがきたな。みたい感じだと思ってました。
初回、あっという間に大阪桐蔭が2点取って、『ハイハイ猛打ショーの開演ね』って思ってました。
そこから下関国際が1点取り返し

5回にはもう1点取り返し同点。
そこから交互に取り合い、予想外の展開ですが、そこは勝強さと勝ち慣れてる大阪桐蔭。
逆転は許さず勝ち越し、
9回を迎えた時には、大阪桐蔭が1点リード。
投手力も一枚上手の大阪桐蔭。
140キロを超える投手しかいないんですね。
9回も軽く抑えていつものように終わるのかと思いきや、
下関国際が打つわ打つわ!2アウトから大逆転!の大勝利!

強すぎるが故に
高校野球界のヒールになってしまった
大阪桐蔭を倒したジャイアントキリング!
これには私、TVの前で、野球に全く興味ない家族達を前に
『うおーお~!逆転するかっ!すげ~』
を大声で連発して家族を引かせました。笑
大阪桐蔭の選手達はみんな号泣です。

下関国際の選手達が凄かった。ホント感動して何故か私まで泣きそうでした。笑
シビれるナイスゲームに酔いしれました。
まぁー感動した訳なんですけど
今日の話しはこれからです。
優勝候補大本命の大阪桐蔭。
私の勝手なイメージは、大金注ぎ込んで地方の有望な選手をかき集めたチームで
そりゃ勝って当然だろ、何が楽しくて学生スポーツしてんだ?みたいな感情が少しありました。
かっぷくのいい西谷監督は、きっと傲慢で勝利主義の、そんな監督なのかな?とか超勝手なイメージをもってたんです。

見た目そんな感じなんです(すいません汗)
でも、試合後の西谷監督の行動でイメージが真逆に変わりました。
大阪桐蔭の西谷監督は
負けて泣きじゃくる大阪桐蔭の選手達を背中に、下関国際の監督の元に握手をしに行ったんですね!
(写真は以前、報徳学園との試合で引退する監督と敬意を込めた握手をしている西谷監督)
『あーこの監督だから大阪桐蔭は強いんだ』って!
ほんとシビレました。出来ることではない。
あの背中を見た両チームの生徒達は、勝敗以上に大切なことに気づく思った。

大阪府民からの期待も背負い、優勝って大目標があって、大本命といわれ、背負うものが沢山あるはずなのに、
落ち込んでるのかと思いきや、そんなことミジンも見せずに
ニコニコしながら相手高校を称える。
真っ先に勝者を称える行動!あの行動のおかげでナイスゲームの価値が数段上がる。
ほんと凄い監督だなと思った。
こんな監督なら子供を預けても安心ですね。『うちの子をお願いします』ってなりますよね。
大阪桐蔭の強さの秘密を見れた一幕でした。
『へぇ~』と思いながら西谷監督をネット検索したら過去にも同じように相手をリスペクトする行動を何度もしてて。
何度となく、その行動を賞賛されている。
今回が特別だった訳じゃなく、西谷監督からしたら日頃からの習慣なんですよね。
もう、恐れ入りました。です。アンチ大阪桐蔭、今日からやめます。
高校野球って素晴らしい!